触図

点訳のご依頼、ご意見、ご感想

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いろいろな素材を使って触図を入れた点訳書もあります。

  基本的な技と手法はこちら


「くもの糸」より
蓮の花びらは厚めの白地を使用。お釈迦様の衣は和菓子屋さんの包装紙、手はクラフト紙を使っています。
蜘蛛の糸は服地の横糸を抜いて木工ボンドを付けて乾かした物を使い、身体は厚地のウール、足は紙です。
大泥棒のカンダタの足の爪は茶色の布地を使って汚れた様子を表現しました。

 

「五味太郎さんの絵本」より
ソーセージは厚さを出さずに形だけで表現。象の体は皺の多い和紙、サクランボはフェルトを使い、耳は動くように端だけを留めました。
ライオンは毛糸とフェルトを使い、顔は原本をコピーして使いました。

 

「おさかなたち」 その3

 

「おさかなたち」 その2

 

「おさかなたち」 その1
絵本用のサンプルとして、同じ型紙で素材を変えて作りました。

 

クリスマス絵本プレゼントより

数年前から始めた年に1度の「絵本プレゼント」。点訳本に触図を付ける手法ではなく、絵本そのものに触図をしていきます。

今年も、そろそろ…お手元へお届け出来ます…。

 

「はーくしょい」より

女の子…髪の毛はセーター、洋服はちりめん、カーディガンは夏物の靴下、そしてマスクには発砲スチロールを使用しました。

魔法使い…髪の毛は太い毛糸、上着にはセーターを使用しました。

 

「花たち」

花の部分にはレース、毛糸、和紙、果物などを包んでいる発砲スチロール等を使用しました。

葉脈は少しつまんで貼り付けると筋が出ます。きっちりさせず、少し無理矢理に型作りをすると自然の葉の様になります。

 

「子供たち」
絵本中の子供はシンプルにすると良いと思います。
女の子の髪の毛には刺繍糸を使用。男の子の髪の毛は頭部の半分は布地のままにして、前髪の部分は横糸を引き抜いて本物の髪の毛の様に見せました。


「海の中」
泡のユラユラには発砲スチロールを使いました。根本だけ留めてあるので触って楽しい。
その他は種類の違う和紙を組み合わせました。模様のある魚には、しぼり染めの絹地が使われています。


「山の風景」
左 … 春の山々を9種類の布と紙を使って表現しました。
右 … 秋の山々を5種類の紙を使って表現しました。


「シルエットの動物」より その2


「シルエットの動物」より その1

動物をシルエットのみで表す場合、それぞれの材質を変えてみました。


「ころわんがはるみつけ」より

同じページ内に同じ材質のものを使わないこと…気をつけました。


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