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点訳のご依頼、ご意見、ご感想

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点訳に役立つ豆知識など、いろいろ集めてみました。


◆5◆ユーロ紙幣

ユーロ紙幣についての豆知識です。「盲目の人々に使いやすいものは万人に使いやすいもの」の観点から、ユーロ紙幣はデザインの段階から視覚に障害をお持ちのかたが参加しました。7種類の紙幣は、それぞれ大きさが違い、強化凹版印刷により、紙幣のいくつかの部分が浮き彫りにされています。例えば、表の面に大きく印刷されている数字は、表面よりわずかに浮き上がっており、触れることによって認識できます。また、それぞれの紙幣には主体となる色があり、数字は大きくとても明瞭に印刷されていて、部分的に障害をお持ちの人々が紙幣の違いを認識するのに役立っています。

 


◆4◆点字用紙の端の活用法

点訳で困るのは、印刷した点字用紙の切り取った端の部分の処分です。何とかリサイクルできないか考えたのが…この「栞」。もちろん、会員の手作りで、地元の図書館などに置いてもらっています。

 


◆3◆点訳「長音」について

視覚障害のかたは、「音」で情報を得ます。例えば、エレベーター内にあるボタンです。「ひじょー」と書いてあります。漢字では「ひじょうよび(ぶ)」と書いてありますが、点字では必要最低限のことだけ表記されています。街中の点字表記では、こういうことがよく見かけられます。一般的な表記は「ひじょう」ですが「音」としては「ひじょー」です。一般的な表記で「う」を使って長音を表現している場合には、点字の世界では長音そのものの「―」を用います。
 (例)数学→すうがく→すーがく  東京→とうきょう→とーきょー  佐藤→さとう→さとー

 


◆2◆点訳物の綴じ方について

【ホチキスどめ】
4〜5枚、10枚程度の薄いものは、ホチキスでとめます。その後で、指を痛めないように、必ずホチキスをテープで覆います。

【紐綴じ】
製本をしなくてもよいものなどは紐で綴じます。紐はすべりのよいもので、綴じる時は点字用紙の厚み分は必要です(堅く綴じると開きません)。

【リング綴じ】
表紙を付けて、枚数に合わせてリングのサイズを選びます。

【バインダー綴じ】
蔵書にするものとか、長期に使用するものなど、また中身を入れ替えするものなどには便利です。

 


◆1◆6点入力でパソコン点訳するために…

パソコンを新規購入の際、6点入力が可能かどうかの簡単な確認方法です。まさか点訳ソフトを持って行って、お店で試すわけにはいきません。そこで店頭でデモ中のパソコンで「メモ帳」「ワードパッド」などを開き、半角入力(半角英数)にして、6点を同時に押してみます(いわゆるメ書きです)。順番はどうであれ、「OKM・EFV」もしくは「FDS・JKL」の6文字がきちんと表示されれば、そのパソコンは6点入力が できるということになります。以前はメーカーによって判断できたのですが、この頃は、同じメーカーでも、機種により、できたり、できなかったりします。まずこの方法で試すのが良いと思います。最近のノートパソコンは斜めのパターン「OKM・EFV」がだめでも、横1列なら可能なものが多いので、「FDS・JKL」ができれば、@の点を「L」にすることで、書き点入力と同じ指使いで使用できます。どうしても 、「OKM・EFV(ライトキー)」方式で入力したい場合は、費用はかかりますが、専用のキーボードを購入すれば可能です。6点入力できるかどうかは、パソコンの問題ではなく、あくまでキーボードの問題だからです。 

 


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